ORICO(オリコ)とは?怪しい?どこの会社?中国のPC周辺機器・ストレージメーカー
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Amazonで見かける「ORICO(オリコ)」というUSBハブ、HDDケース、SSD等、価格が安すぎて怪しいのでは?どこの国のメーカーなのか気になりますよね。
結論から言うと、ORICO(オリコ)は中国・深圳市の正規企業で、2009年設立のPC周辺機器・ストレージメーカーですが、製品により品質と信頼性に差があります。
正式な企業名は「Shenzhen ORICO Technologies Co., Ltd.」で、日本では株式会社HONESTが正規代理店として販売・サポートを行っています。
この記事では、ORICOの企業情報とUSBハブ・HDDケース・SSD等の製品詳細、なぜ「怪しい」と思われがちなのか、そして信頼性の高い製品選びのポイントをご紹介します。
目次
ORICO(オリコ)は中国・深圳市のPC周辺機器・ストレージメーカー
ORICO(オリコ)は中国・広東省深圳市に本社を置くPC周辺機器・ストレージメーカーです。
2009年に「Shenzhen ORICO Technologies Co., Ltd.」として設立され、SSD、HDD/SSDケース、USBハブ、電源タップ等のPC周辺機器を世界各国で展開しています。
日本では株式会社HONESTが正規代理店として、製品の輸入・販売・サポートを担当し、Amazon、楽天市場、ヨドバシカメラ等で販売されています。
深圳は「中国のシリコンバレー」と呼ばれる電子機器の一大生産拠点で、ORICOは高いコストパフォーマンスを武器に市場シェアを拡大してきました。
「怪しい」と思われる主な理由は、大手ブランドの50-70%という低価格設定と、サクラレビューの疑いがある点です。
ただし、USBハブやHDDケース等の周辺機器は基本的な機能が問題なく動作し、「価格以上の価値がある」という評価も多くあります。一方、SSDは品質と信頼性に懸念があり、重要データの保存には推奨できません。
ORICOの企業情報と製品概要

なぜ「怪しい」と思われるのか?
価格が安すぎる?
ORICOの製品は大手メーカー(バッファロー、エレコム等)の50-70%程度の価格で販売されています。
ORICOの製品は大手メーカー(バッファロー、エレコム等)の50-70%程度の価格で販売されています。
中国・深圳での大量生産と、中間マージンを省いた直販モデルにより、この価格設定を実現しています。
聞いたことがないブランド?
2009年設立の正規企業ですが、日本での知名度は低く、主にコスパ重視のユーザーに支持されています。
2009年設立の正規企業ですが、日本での知名度は低く、主にコスパ重視のユーザーに支持されています。
また、不自然な日本語レビューや、外国人による日本人名使用が確認されており、信頼性に疑問符がつきます。
サポートが不安?
日本正規代理店は存在しますが、日本語マニュアルがない製品もあり、サポート体制に不安が残ります。
日本正規代理店は存在しますが、日本語マニュアルがない製品もあり、サポート体制に不安が残ります。
製品の耐久性にもばらつきがあり、「当たり外れがある」という評価も散見されます。
ORICO企業基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
企業名 | ORICO(オリコ) |
正式企業名 | Shenzhen ORICO Technologies Co., Ltd. |
所在国 | 中国 |
所在地 | 広東省深圳市 |
設立年 | 2009年 |
日本代理店 | 株式会社HONEST |
主要製品 | SSD、USBハブ、HDDケース、電源タップ |
販売チャネル | Amazon、楽天、ヨドバシ |
価格帯 | 大手の50-70% |
主要製品スペック
USBハブ
- ポート数: 4~10ポート
- 規格: USB 3.0/3.1/3.2
- 転送速度: 最大5Gbps
- 素材: アルミニウム合金
- 価格帯: 1,500~5,000円
HDD/SSDケース
- 対応サイズ: 2.5/3.5インチ
- インターフェース: SATA/NVMe
- 転送速度: 最大10Gbps(USB 3.1 Gen2)
- 冷却: アルミニウム筐体
- 価格帯: 2,000~8,000円
内蔵SSD(J10シリーズ)
- 容量: 512GB~4TB
- インターフェース: NVMe M.2
- 読込速度: 最大3,500MB/s(公称)
- 書込速度: 低速(テスト最下位)
- 耐久性: 300TBW(1TBモデル)
- 価格帯: 7,000~10,000円(1TB)
- 注意点: DRAM非搭載、QLC NAND採用、重要データ保存は非推奨
外付けSSD
- 容量: 512GB~2TB
- インターフェース: USB 3.2 Gen 2
- 転送速度: 最大1,050MB/s(公称)
- 実測: 3Gbps程度で頭打ち
- 価格帯: 10,000~15,000円(1TB)
実際の購入者からは、USBハブやHDDケースに対して「コスパ最高」「基本機能は問題なし」という評価がある一方、SSDについては「書き込み性能が低い」「熱管理に問題」「突発的な切断」「ビジネス用途は避けるべき」「システムドライブには不適」「重要データの保存は危険」という警告が多数存在します。
信頼性の高いPC周辺機器・SSDを探すならTrust Pick

PC周辺機器やSSD選びで「中国メーカーで不安」「データ消失が怖い」「安物買いの銭失いは避けたい」と感じることがありますよね。
Trust Pickなら、価格帯やレビュー数、評価を細かく設定して、信頼できる製品を効率的に見つけることができます。
安心して購入するための4つのチェックポイント:
1. 販売実績(月間1,000個以上)
継続的な販売実績があり、多くのユーザーに支持されている製品を選びましょう。
継続的な販売実績があり、多くのユーザーに支持されている製品を選びましょう。
2. レビュー数と評価(100件以上、★4.0以上)
ORICOは主にVineレビュー(サンプル提供)に依存しており、実際の評価は表示より低い可能性があります。
ORICOは主にVineレビュー(サンプル提供)に依存しており、実際の評価は表示より低い可能性があります。
3. 保証期間(30日以上)
信頼できるメーカーは3~5年保証が一般的(SSDの場合)で、日本語サポートも充実しています。
信頼できるメーカーは3~5年保証が一般的(SSDの場合)で、日本語サポートも充実しています。
4. プラットフォーム保証の有無
Amazon等の購入者保護制度を活用し、初期不良時のリスクを最小限に抑えましょう。
Amazon等の購入者保護制度を活用し、初期不良時のリスクを最小限に抑えましょう。
「怪しい」製品を避けるポイント
PC周辺機器全般
- 日本語マニュアルがない
- 極端に安い価格(相場の50%以下)
- 企業情報が不透明
- 保証・サポート体制が不明確
SSD特有の注意点
- DRAM非搭載の格安モデル
- QLC NANDで耐久性が低い
- 耐久性(TBW)が極端に低い
- 重要データやシステム用途は避ける
- 書き込み性能テストで最下位クラス
- 熱管理に問題がある
Trust Pickの検索機能を使えば、これらの条件をクリアした信頼性の高い製品だけを簡単に絞り込めます。
USBハブ・HDDケースの場合
価格範囲を3,000円〜10,000円に設定し、レビュー200件以上、評価4.0以上の条件で検索すれば、ORICOのような格安品から、エレコム、バッファロー等の信頼できるブランドまで比較検討できます。
価格範囲を3,000円〜10,000円に設定し、レビュー200件以上、評価4.0以上の条件で検索すれば、ORICOのような格安品から、エレコム、バッファロー等の信頼できるブランドまで比較検討できます。
SSDの場合
価格範囲を10,000円〜25,000円に設定し、レビュー500件以上、評価4.0以上の条件で検索すれば、ORICOのような格安品から、Crucial、Samsung、Western Digital等の信頼できるブランドまで比較検討できます。
価格範囲を10,000円〜25,000円に設定し、レビュー500件以上、評価4.0以上の条件で検索すれば、ORICOのような格安品から、Crucial、Samsung、Western Digital等の信頼できるブランドまで比較検討できます。